混合ワクチン接種についてのお願い

最近、初めてのご予約の際に、1年以内の混合ワクチン接種をしていないというお客様が数件あり、苦渋の思いで、お断りせざるをえない事が続きました。
お客様によっては、狂犬病ワクチンと混同している方もいらっしゃいました。
当店は、ホテルも併用しており、複数のワンちゃんが利用する施設になります。
チラシ等にも掲載しておりますが、万が一にもお互いの感染を防ぐため、初回に必ず1年以内の混合ワクチンの接種および接種証明の確認をさせていただいております。
※狂犬病ワクチン接種および、ノミまたはダニの予防も同様に確認させていただいております。

1年以内の混合ワクチン接種証明の確認ができない場合は、残念ですが、ご予約をお断りさせていただいております。あらかじめご了承ください。
※混合ワクチン接種の3日後からトリミングの予約をお受付しております。
接種されていない場合は、接種後にご予約いただければ幸いです。

以下、混合ワクチンの必要性について少しご説明させていただきますので、よろしければ参考にしてください。

混合ワクチン接種がなぜ必要なのか、狂犬病ワクチンとの違いを簡単にご説明させていただきます。

まずワンちゃんが家族になったら、必ず役所に届け出が義務づけられています。
それは「動物の愛護及び管理に関する法律」で年1回の狂犬病ワクチンの接種が飼い主に義務づけられており、その通知を行うためです。
狂犬病について詳しくはこちら

混合ワクチンは、狂犬病とは異なり、動物同志(種類によっては人と)の感染症を防ぐために、飼い主の方の任意で行う予防接種です。簡単にいうと人のインフルエンザ予防と一緒です。
主な感染症は以下の通りです。
1.犬ジステンバー  2.犬パルボウィルス 3.犬アデノウィルス2型
4.犬パラインフルエンザ 5.犬コロナウィルス 6.犬レプトラスピラ(人獣共通感染)など

これらの感染経路は以下の通りです。
1.尿がかかった水や土壌との接触 2.尿との直接接触 3.経皮的あるいは経口的感染
4.血液、髄液、組織も感染源になりうる

これらの感染が原因で、急性の場合は進行が速く死亡することも多く、今でも全国で30件~50件届出があるような状況で、特に田舎や自然が多い地域では注意が必要です。
混合ワクチンの種類は3種~9種など複数存在しますが、数値が小さいほど予防できる感染が少なくなります。地域によって必要性が異なるので、獣医さんとよく相談して接種することをおすすめいたします。

かわいいワンちゃんのためにも、ぜひワクチン接種をご検討いただき、Nicoryにこれからもたくさんのワンちゃんが来てくれることを願っております。